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〜コミュニケ/サブカル/音楽/会社人生などを語るをしてみんとして〜

鉄コン筋クリート

【送料無料】鉄コン筋クリート [ 二宮和也 ]

DVD借りて見ました。

公開当初は劇場にあえて見に行かずにいました。松本大洋ってコアなファンが多そうだったし原作一回は読んでいかないとなんか行けない気がして。。それとアジカンファンの僕としては、アジカンのエンディングテーマを聞いて見に行こうというモチベーションがあがってしまったのでそれだけやと映画本体が楽しめたりしないかもしれないと思ったんです。とりあえず松本大洋原作読んでからいかないと思いました。

で原作買って読んでたら途中まで良かったんですが最後の一番盛り上がると思われる部分があまり好きではなく、原作読んでる時点でなんか挫折しました。

一回寝かしてまた読み直せばまたちがう印象ももてようかと思いほっといてDVDレンタルで見たわけです。

本当は正直劇場でスクリーン一杯で体感したかったのですが。。

で、見直したのですが、最初は原作の空間がひん曲がっててモノクロで絵がかすれている感じが、カラーになって消えてしまい、ジブリ見たいな綺麗なアニメ映画のコマになってしまっていてちょっとがっかりでした。当然作っている側もそれはわざと綺麗な絵を作ってやっているんだろうと思いますが。

映画を見ていくと徐々に絵にも慣れました。事前にレビュー見てると、シロの声優役の蒼井優の評価が高かったのですが、本当にシロの声はすごいよかったです。それをきっかけにして集中して映画を見ることができました。

で、最後まで見たところラストのシーンは原作の時と同様それほどのめり込めなかったけどカッコいいシーンやなーと思いました。いい作品でした。

ただ、松本大洋原作の作品やったらピンポンの方が上になってしまうかなーと思いました。

というのは鉄コン筋クリートが悪かったという訳ではなくて、いい映画だったのですが、それよりピンポンが勝ってたということだと思います。もっとも、鉄コンは実写化できるわけがないし、ピンポンと比べるのはどうかと思いますが。。

まあ、あとアジカンファンの僕としては後藤さんがユリイカっていう文芸誌に投稿してはった鉄コン筋クリートへの文章とか読んでいて、共感してました。ユリイカに載っていたのは、大洋作品は空白が表現されている、俺も地図に載らない空白の部分とかそういうのに思い入れがあるとかそいういった感じの文章でした。