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around サブカル ch 

〜コミュニケ/サブカル/音楽/会社人生などを語るをしてみんとして〜

NO COUNTRY FOR OLD MEN(名画)

かなり面白かったです。


最初のシーンの完全に感情0でスポーーンみたいな音を立てる銃で人をスコスコ殺していく=レクターみたいな奴登場ってところで、もう引き込まれます。捕まったけどすぐに警官を絞め殺して復活っていう場面で、靴の踵のあとがフロアに残ってるシーンとか細かい。

次に、テキサス的な乾きでかい大地がバーンと画面全体に広がるシーンがあって、映像がすごいきれいだった。風がヒューみたいな誰もいない何もすることない何もおきなさそうな大地で、誰も関心をもたれなさそうな普通の退職軍人が事件に巻き込まれるその誘導部のひとつひとつがうまいなーって感じ。

映画の前半部の描写ってのが、誰もがしたであろう子供のときによく想像した悪がきっぽいアイデア(なんか物を隠す場所とか、それがなぜか見つかることとか)みたいなことがものがうまく使われている印象がしました。あと発信機、受信機のアナログ的なしかけとかも

で侘しいモーテル、廃墟的な町、夜のシーンがなんか多くて、悪い奴の影が忍び寄る。

でお金をめぐる殺し合いが繰り広げられる訳です。おいつめらる。逃げる。またおいつめられる。姿は見えないが明らかにモンスターな奴に挑まれるチョビのおっさん。まじコエー。その後の車の背後から銃をぶっ放されるシーンとか、薬局で薬盗んで自分で手術するシーンとか、ひとつひとつのカットが全て名シーンでだと思います。
ただ、なんらかの今までの映画とは明らかに違う、空しさがあります。あんたはこの国でコイントスの裏表のように運命が決まるんだ。とか、この国の犯罪はもはや理解ができないし、一人の力どうない、とか、どうしようもなさが暗く影を広げています。
いいシーンが撮れてかっこよくてクールで落ちがバシッと決まってサイコー!!って感じになりません。そういう映画は多いんだろうけど。

ただ僕にはその辺の掘り下げ方はなんかあれ?あれあれ?見たいな感じに思えたかもしれません。追う奴、追われる奴、それを周りからさらに追っかける奴みたいな視点に幾層かあって、その視点を一々処理しようとサクサク進みすぎる感があって最後の方の展開がやや、ついけなかったかも。。

(追記 5.4)

あれ?torrentで落として、見返すとたいしたことないんだが。。この監督チープさがいーんだね。なのになんで難しいこと入れようとしたんだろ。エンディングの音楽が何気にすげー!