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日本サッカー、「課題はDFしかも育成」、に見る「生真面目」脱皮中の若い日本

 

的確に褒め、評論する風間八宏

Numberの風間八宏の記事を読んだ。(※画像)

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・戦術よりも個人に注目しろ

・日本のサッカー界の中で一番遅れているのはメディア

 

 

 

の二点が心に残った。風間八宏氏のサッカー解説は、常に、ああ、そういう所を見るべきなのか、なるほどという知的感動がある。

 

あまり、こういうことを言うのはなんだが、セルジオ越後は辛辣だが、結局どこを見ているのかよくわからない。ネガティブなことを言いまくって、弱いうちはそりゃ当たってるんだろうけど、結局何をどうしたら、良くなるのか全然わからない。

 

風間氏はフロンターレを率い、デポルキラー大久保に「ストーリー立てて話してくれるので大変わかりやすい」と言わしめ、キャリアハイのゴール記録へと導く。素晴らしい指導者だと思う。それは、評論家時代からそうだったように思える。

 

今はやべっちFCでテレ朝がすごくいいサッカーTV局になっているが、ちょうど10年前ぐらいはフジテレビだった。中田英寿ペルージャに移籍し、活躍しているその様をなんとも表現豊かに的確に、オフザボールから解説してくれたのが風間八宏氏であった。

Number

Numberももちろんそう。最新号のスカウトの目というのも素晴らしい。どこまでもよく見ているし、俺が見た試合の中で評価した。評価される場所にいない人はもちろん入っていない。それも運だよ。みたいな事が書いてあって、軽い評論家の数字の羅列↓

http://sakabuta.jp/archives/34386778.html には、全く現されない、重みがあった。

叩くことの簡単さ、褒めるセンスの貴重さ

10年前のサッカーでは、FWの決定力不足が絶望的であった。だから、批評家にも価値が(無いけど)あるように思えた。悪い状態のチームの何がどう悪いのか具体的に提示するのは、非常に簡単な事に思えた。

サッカーのようなゴールが入りにくいスポーツにおいて、決定力の無いサッカーほどフラストレーションを具現化したような状態はない。批評する人も存分に叩いておけばよかった。欧州を見よと、あれができてない。これもできていない。大体言っときゃあたりの評論家。

 

状況は変わり、若い才能が、世界へと飛び出して、徐々に形を作った。今や、ミランインテルに日本人がいる状況である。この状況においても、数字の羅列で表現している人がいる。

課題はDFしかも育成、に見る「生真面目」脱皮中の若い日本

Numberでは、今の日本の課題はDFであり、その課題は育成フェーズでの基礎がなっていない、ということだそうだ。私もそう思う。いまの日本代表は細かいパスサッカーを展開し、昔のMF大国の良い所を、世界の風を吸収することでフォワーディングして、前線が強くなった。

攻撃的に日本が進化して、むしろDFが置き去りにされているというのは、面白い現象だと思う、日本は工業国家で、クリエイティブさが少ない、真面目な国民性という紋切りでは、そうは言い切れないだろう。DFが育成が遅れているのは、MF側→FWへという昔の決定力不足の記憶がそうさせていて、その創造的な発展の次はFWを抑えるDFの育成になるということを考えると面白い進化途中の日本が見えてくる。

その上で評論家を論じると

先に進化したのはFWであり、選手である。次はDFが進化しようとしている日本のサッカー。色々よく言われる日本の画一ばった、おとなしい周りに合わせる工業国という姿はもう、論じるに足りない。

最も最後方で後ろから味方に銃を打っている評論家?

そんなのいらないでしょう。もしいたら、真っ先に退場願いたいものだ。