around サブカル ch 

〜コミュニケ/サブカル/音楽/会社人生などを語るをしてみんとして〜

peach john(’00 桃太郎)

90年台に立てられた、river side hillsの37Fから
見える多摩川にはロードレースタイプの自転車に乗った洗練された夫婦が颯爽と
そんな日曜日の午後


金色の散りばめられたエレベータに乗り、三菱とNECのテクノロジーによって、高度に集中管理
された、エレベータを出ると、そこは川だった。

祭りの季節であったので、モンキーと呼ばれる青年がサーフィンをしていた。

おばあさんは、UNIQLOのジャケットに身をつつみ、じゃぶじゃぶと靴下を洗いだした。

高速ジェット船が通っていった。都内の有名クラブのロゴが見える。
こんな昼間からシャンパンパーティーをしているようだ。


数年前のことを思い出す。フラッシュメモリーバック。

六本木のクラブ Peach Johnから、送られてきた週末のパーティチケット
がポストに入っていた。


言うまでもなく、クラブの急な階段の下におもむきナンパ待ちをしたばーさん。

西洋風の外人が声をかけてきた。
「やあ、君の肌は日本のサクラ、きみの唇はチェリーのやうに赤らんでいる」
鼻の大きな、ひげのインディゴおやじ、それがジョンだった。
ジョンは、英会話教室で生徒に手を出すのが有名な外人であった。

ジョンとデートに行った、由比ヶ浜の海岸で、
高度バブルの時代に買いそびれたビトンのカバンで。

蟹のサラダをたべながら(続くかも)