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〜コミュニケ/サブカル/音楽/会社人生などを語るをしてみんとして〜

雨読

すぐそこにある希望

すぐそこにある希望

サッカーが流れた日に立ち読みした本。

13歳のハローワーク」の書評に”出版業界とか村上龍自身の実体験がある業界の評論は詳しく書いてあるのに、ほかの業界になるとさっぱり”みたいなことが書かれていたけど、この本で自分も似た感想を抱いた。

東アジア問題とかマスコミについての評論は詳しく書かれていたが、それ以外では?なものも結構あった。格差問題の話とか中田の話とか。

ただ、だからといってこの本が良くなかったというわけではなくて、まったく本題とは関係のない次の2つのことを知りえて良かったです。ただ、本題とはまったく関係ないところですが。。

1 あれだけの濃度の小説を書いている作家でも、結構エッセーになると(時間をそんなに掛けずに書いていると思われるので)手を抜いてるのか、なんか論理が?な感じになる。 (ということは、小説を書くときの集中力等を逆算するとすごいことになるのか。。)

2 村上龍がなぜロックをそんなに聞かなくなったのかとか、あんなに多作な人でももっと書けばよかったなどという後悔をしているという話など、ちらほらでてくる生の姿が見れた。